バブルとは バブルが発生する理由とバブルがはじける理由

バブルとは バブルがはじける理由

バブルがはじける理由としては、日本のバブルの崩壊と、

アメリカのサブプライムローン問題から考えると、以下の2通りが考えられます。

・値上がりが続くと考えられていたものの値段が下がること。

・インフレ懸念による、政府の金融の引き締め。

値上がりが続くと考えられていたものの値段が下がる

株や土地などの値段が上がり続けると、多くの人たちが考えて、

投機的な活動が高まった時に、バブルが起こります。

その前提となっているものは、あるものの「値段が上がり続ける」と信じられていることですので、

この値段が下がり始めると、バブルがはじけることになります。

このパターンは、アメリカのサブプライムローン問題で起こったもので、

それまでのアメリカでは、「住宅価格が上がり続ける」と信じられていましたが、

その住宅価格が下がり始めたことで、サブプライムローン問題が起こることになりました。

値段が上がり続けるという幻想が、泡=バブルのように消えた、ということになります。

またアメリカでは高度な金融商品が活用されていました。

「金融商品」というのは、株や保険も含まれますが、それよりも複雑な仕組みがたくさんあり、

サブプライムローンは住宅を買った人が、その住宅を担保にローンを組んでいましたが、

ローンを組んだ金融機関は「証券化」という仕組みを使って、そのローンを売却していました。

住宅価格が上がり続けると思われていたため、こうしたローンの売却は過剰に行われていましたが、

住宅価格が下がりはじめると、住宅を買った人は、

その住宅を売ってもローンを返せなくなり、

売却されたローンが不良債権となっていき、サブプライムローン問題が表面化することになりました。

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インフレ懸念による、政府の金融の引き締め


(出典「photoAC」)

株や土地などの値段が上がり続けることは、適切な範囲で収まれば良いことではあるのですが、

それが上がり続ける場合には、インフレの懸念が起こることになります。

インフレはご存知のように、お金の量が増えることなどが原因で、

全体的に物価が上がることを意味しますが、

土地や株で儲かった人たちが、その儲かった金額でモノを買うなど、

実際にモノの取引の現場で使うようになれば、取引の現場にお金が増えることになり、

それがインフレを引き起こすという懸念が起こることになります。

もちろん、土地や株で儲かった人が、

さらに土地や株を買って利益を狙うことがありますので、

儲けたお金をモノの取引の現場で、全て使うことはありませんが、

株や土地などの値段が上がり続ければ、プロの投資家だけでなく、

一般の人たちまで株や土地に手を出すようになりますので、

モノの取引の現場に、お金が出回ることが想定されます。

またインフレの問題としては、現在所有しているお金の価値が目減りすることがあげられます。

例えば100万円持っていたとすると、

100万円の車があり、物価がそのままであれば、

その100万円の車を買えることになりますが、

物価が上がって、例えばその車が200万円になったとすると、

現在持っている100万円のお金では、その車は買えないことになりますし、

その100万円の価値は、半分になったということになります。

また株や土地で儲けた人は良いとしても、

そうでない人の場合、例えば年金で生活している方の場合には、

収入金額が一定ですので、インフレになってモノの値段が上がれば、

生活が苦しくなり、不満が高まることが考えられます。

インフレにはそうしたマイナス面がありますので、

選挙で政治家を選ぶ民主主義の国であれば、

景気が過熱してインフレになることを怖れ、金融の引き締めに舵を切ることになります。

これは日本のバブルがはじけた場合で、

金融機関が土地の取引に対して融資することを抑える目的で、

当時の大蔵省から金融機関に対して「総量規制」という行政指導が発せられ、

また日銀の公定歩合の引き上げ(過熱した景気を抑えるための金融政策)と重なったことが、

日本のバブルがはじけた理由だと言われています。

終わりに


(出典「photoAC」)

バブルは、はじけてから気づくとも言われます。

またバブルの時には、実態以上に値段が上がるとも言われますが、

その取引をしている瞬間には、その値段が実態だと思いますし、

実態以上の値段だったということは、後から分かることだとは思います。

それだけバブルのただ中を生きている間には、

バブルだと気づきにくいことが、バブルの特徴とも言えます。

お金は、みんながお金だと信じているからお金として通用するという、

「共同幻想」とも言われますが、

バブルも同じように、みんなが値段が上がり続けることを信じていた、

「共同幻想」なのかもしれません。

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